法案に署名し、笑顔を見せるウィスコンシン州のスコット・ウォーカー知事(共和党)。大統領選に挑む現職、元職の州知事たちの強みは、豊富な行政経験と指導力だ=2015年6月24日、米ウィスコンシン州ミルウォーキー(AP)【拡大】
州知事か上院議員が大統領に挑戦する「登竜門」であることがよく分かる。
外交経験か指導力か
共和党では、州知事のウォーカー氏とマルコ・ルビオ上院議員(44)が大統領の資質をめぐって“空中戦”を展開している。口火を切ったのはルビオ氏の方だ。
「州知事でも外交政策について本で読んだり専門家から話を聞いたりすることはできるが、大統領になった一日目から外交政策をつかさどることはできない」
これに対し、ウォーカー氏はカリフォルニア州知事を経て大統領になったロナルド・レーガンの名を挙げて、「知事には指導する能力が本質的に備わっている。演説をするだけではなく、日常的に閣僚を使って決断することを求められているのだ」と反論した。
上院外交委員会に所属し、中国、キューバ、イランを批判する急先鋒であるルビオ氏と、公務員の労働組合との戦いで名を上げたウォーカー氏。ルビオ氏の外交・安全保障に関する知識とウォーカー氏の行政経験をともに生かすため、どちらかが「ランニングメイト(副大統領候補)」にまわり、大統領・副大統領候補のコンビを組んで選挙に臨むべきだとする意見がメディアや支持者から出ている。