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言葉の職人 かっこいい俳句に衝撃 「芸人と俳人」著者 又吉直樹さん×堀本裕樹さん (2/5ページ)

2015.7.1 18:00

芸人・又吉直樹さん(左)と俳人・堀本裕樹(ゆうき)さん。異色のタッグによるユニークな俳句入門書に仕上がった=2015年6月8日(塩塚夢撮影)

芸人・又吉直樹さん(左)と俳人・堀本裕樹(ゆうき)さん。異色のタッグによるユニークな俳句入門書に仕上がった=2015年6月8日(塩塚夢撮影)【拡大】

  • ふたりの実作俳句も収録。「間違いなく2年前は作れなかった」と又吉直樹さん(左)がいえば、「めちゃくちゃ優秀な生徒さんです」と“師匠”の堀本裕樹(ゆうき)さんもべたぼめだ=2015年6月8日(塩塚夢撮影)
  • 「芸人と俳人」(又吉直樹・堀本裕樹著/集英社、1300円+税、提供写真)

 又吉直樹さん(以下又吉) 僕はもともと自由律俳句をやっていて、定型句にも興味がありました。そのイベントで堀本さんの「詩へ螺旋階段のぼりつつ夜寒」という句に出合って、衝撃を受けた。風景も思い浮かぶし、言葉もかっこいいし…。『うわあ、すっごいなあ。ほんまに俳人っておるんや』って思いました。むき出しの俳人というか…。

 堀本 初めて聞きました、「むき出しの俳人」って言葉。「俳人」って書いたTシャツ着たくなる(笑)。

 又吉 僕、「真剣な人」って好きなんです。サッカーに例えると、オーバーヘッドとかを多用したろ、って思ってない。インサイドキックだけでもこんだけバリエーションあるんですよ、みたいな。小説の現代作家でも、近代文学とつながってる感じのする人が好きなんですね。その中で、新しいこともやろうとしている。堀本さんからも、そういう「ぶれなさ」を感じる。

 鑑賞力も必要

 ――又吉さんは、もともと「俳句」への恐怖感があったのでは

 又吉 なんでしょうね、ルールあるものが怖いんでしょうね。ノリではなんともならない。知っているはずの日本語なのに、こうも分からないのかと。俳句って、センスを超越した人だけができるもんやと思っていた。

「又吉さんは俳句を鑑賞するということのセンスがものすごくある方」

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