別人の体液など混入
6月16日に開かれた超党派の拉致議連総会。外務省の伊原純一アジア大洋州局長に向かって横田めぐみさん(50)=拉致当時(13)=の母、早紀江さん(79)はこう訴えた。
「『これがあなた方の子供たち(被害者)の遺骨です』といって、持ってこられても私たちは絶対に受け取りません。そんなもの持って帰らないでください」。拉致被害者らの再調査から1年となり、報告期限ともされる7月4日を前に、被害者家族の緊張感は高まっていた。
その背景には、拉致被害者の支援組織「救う会」が入手した情報がある。北朝鮮が最近、高温で焼いてDNA型鑑定が困難になった骨に、別人の体液などを混入し、別人の遺骨に偽造するという実験を進めているというのだ。
実験が成功しているとすれば、北朝鮮は“拉致被害者の遺骨”の偽造が可能だということになる。