顎の骨の破片なくす
さらに、2年後の日朝実務者協議では、松木さんのものとする「遺骨」に加え、横田めぐみさんのものとする「遺骨」も提示。「火葬した」という説明だったが、通常の火葬時よりかなり高温の1200度の火で焼かれ、顎の骨の破片もなかった。02年の偽遺骨から、“教訓”を得たことは明白だった。
DNA型の検出を困難にし、鑑定不能とすることで、被害者が「死亡した」と印象づけようとする北朝鮮の意図がうかがえたが、日本側は約1カ月をかけてDNA型鑑定を進め、別人の骨であることを確認した。
北朝鮮の過去の行動からすれば、再び被害者のものと称した遺骨を偽造してくる恐れはある。
救う会が北朝鮮の遺骨偽造研究情報を明らかにしたのも、北朝鮮のそうした動きを牽制(けんせい)するためだ。再調査開始から1年となる現在、北朝鮮の対日“情報戦”は激しくなっている。(SANKEI EXPRESS)