8回1失点で7勝目を挙げた阪神・藤浪晋太郎=2015年7月5日、神奈川県横浜市中区・横浜スタジアム(共同)【拡大】
ギアを上げたのは1死二、三塁のピンチを招いた六回。「三振しかない場面」と狙いにいった。バルディリスには追い込んで内角からストライクゾーンに変化するカットボール。鶴岡が「長く対戦しているので外のカットのイメージがあると思う」と話したように、完全に裏をかいて全く反応させなかった。続く倉本もフォークボールで見逃し三振に仕留めた。
和田監督は「だんだん引き出しが増えてきている」と成長を認めた。
一方、DeNAは今季最多の借金4。先発の三浦が誤算だった。二回には藤波に先制の適時打を許し、六回は下位打線に連続四球を出すなど制球力が武器のはずが、計5四球。「それに尽きる。一番やっちゃいけないこと。分かっているのに申し訳ない」と反省しかなかった。(SANKEI EXPRESS)