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【ギリシャ危機】予想外の大差 きょうユーロ圏緊急首脳会議 (2/5ページ)

2015.7.7 09:00

ギリシャの国民投票で財政再建策への「反対」が多数を占め、勝利宣言を行うアレクシス・チプラス首相の演説をテレビで見る支持者ら=2015年7月5日、ギリシャ・首都アテネ(ロイター)

ギリシャの国民投票で財政再建策への「反対」が多数を占め、勝利宣言を行うアレクシス・チプラス首相の演説をテレビで見る支持者ら=2015年7月5日、ギリシャ・首都アテネ(ロイター)【拡大】

 ユーロ圏離脱が現実となれば、1999年の単一通貨ユーロ導入以来、初の事態となる。

 ギリシャは6月末が期限だったIMFへの債務返済が滞り、IMFはギリシャを「延滞国」と認定した。今月中に満期を迎える円建て債券(サムライ債)や国債の償還ができず、デフォルト(債務不履行)が相次ぐことも懸念される。

 チプラス氏は、ギリシャがユーロ圏を離脱することはないと強調し、「6日からEU側との交渉に入る」と述べた。投票結果を盾に、EU側に譲歩を迫る考えだ。

 こうした中、チプラス氏の側近であるバルファキス財務相が6日朝、突然辞任を発表した。バルファキス氏と他のユーロ圏財務相との関係が悪化しており、辞任で欧州側が軟化することをチプラス氏が狙ったものとみられる。

 バルファキス氏は先週、EUの要求はギリシャ国民への「テロ行為だ」と非難、EU側の強い反発を招いていた。(アテネ 内藤泰朗/SANKEI EXPRESS

「離脱」に現実味

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