危険ドラッグを販売したとして、警視庁と厚生労働省関東信越厚生局麻薬取締部は、医薬品医療機器法違反の疑いで、東京・歌舞伎町の2店舗を摘発し、経営者の男ら3人を逮捕した。警視庁によると、国内に200店以上あった危険ドラッグ販売店舗は、今回の摘発によりゼロになったという。
取締官に植物片販売
逮捕されたのは、東京都新宿区歌舞伎町、経営者、高橋弘容疑者(42)ら。逮捕容疑は5月1日午後7時20分ごろ、歌舞伎町の店舗で、指定薬物を含む乾燥植物片約3グラムを、客を装った麻薬取締官に7000円で販売した疑い。
警視庁によると、2店舗では商品名が記載されたカードを見て客が注文し、従業員が店外から商品を運んでくる営業形態だった。店舗近くに使われていない自動販売機があり、中から危険ドラッグが入っているとみられる袋約50個が見つかった。