白黒テレビ、洗濯機、冷蔵庫。三種の神器はその時代の豊かさを象徴する必需品でした。
1970年代、戦後の高度経済成長期に、私たちは質よりも量を重視し、「使っては捨てる」を繰り返しました。
大きいこと、多いことが良しとされ、「成長して物があれば幸福」と考えてきました。
しかし今、「何が本当に豊かなのか」と思索にふけると、これまでと全く違う答えが浮かぶのです。
それは、私たち日本人の「身の丈」について改めて考えることです。
まずは、慎ましやかな消費生活。過剰に生産し続けてきたものを削ぎ落とし、大量に廃棄してきたものを“もったいない”と捉えなおすこと。
そして、日本の歴史・文化・自然を再考し、今あるものに独自の価値を見いだすことです。
これからの三種の神器は、道、広場、緑。
着物でそぞろ歩くここちよい道。