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本能に訴える「悲鳴」の秘密 米研究チームが解明 (3/3ページ)

2015.7.20 00:01

大きな悲鳴を上げ、アクティビティーを楽しむ若い女性たち。悲鳴に恐怖を感じるのは、甲高い声と脳深くの構造に関係があるようだ=2015年7月16日、米カリフォルニア州デル・マー(ロイター)

大きな悲鳴を上げ、アクティビティーを楽しむ若い女性たち。悲鳴に恐怖を感じるのは、甲高い声と脳深くの構造に関係があるようだ=2015年7月16日、米カリフォルニア州デル・マー(ロイター)【拡大】

 脳の恐怖認知回路を刺激

 また、悲鳴を聞いた人の脳では、聴覚皮質と共に恐怖や危険を感知する扁桃(へんとう)体部位が活発に刺激されていた。「助けて」という声を聴いた時は、聴覚皮質だけが反応していた。さらに、会話を交わしたり、歌を歌う時の周波数を作為的に増やして悲鳴に似た波動を作って研究協力者に聞かせると、この時も扁桃体部位の動きが活発化したという。

 アルナル氏は「扁桃体は鋭い声により敏感に反応する特性を持つために、人は悲鳴を聞くと直ちに恐怖を感じるようになっていたわけだ。悲鳴とは、人類にとって最も古く初歩的な言語コミュニケーションの形態であり、生き残るための必須の手段だったのだ。そのメカニズムは現代人にも生きている」と説明している。

 これまでの研究で、車のクラクションや家のアラームなども、悲鳴と同じ聴覚特性を持っていることがわかっている。アルナル氏は「最もラフネスの大きいものが最も人々を驚かせることが分かった。今後も研究を続け、より効果的で不快感の少ないアラーム音の開発などに研究成果を還元していきたい」と話す。さらに乳幼児の泣き声のラフネスの検証も深めたいとしている。(SANKEI EXPRESS

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