京都の夏の風物詩で日本三大祭りの一つ「祇園祭」前半のハイライトとなる前祭(さきまつり)の山鉾巡行(やまほこじゅんこう)が17日、京都中心部で華やかに行われた。台風11号の西日本縦断により催行が危ぶまれたが、暴風警報が出ていなかったことなどから山鉾連合会が17日の早朝、予定通りの実施を決定。豪華な懸装品(けそうひん)をまとい、雨に煙る23基の山鉾が都大路を練り歩き、沿道の見物客からは惜しみない拍手が送られた。
京都市内はこの日、大雨警報が発令されたものの巡行がスタートする午前9時ごろは、時折傘を必要としないくらいの小雨となった。しかし、11時過ぎくらいから雨脚と風が次第に強くなり、その後は弱まることなく参加者らはずぶぬれになりながら巡行を行った。
祇園囃子(ばやし)が鳴り響き、先頭の長刀鉾(なぎなたぼこ)が「エンヤラヤー」のかけ声とともに四条通烏丸を出発。ビルの谷間を進み、稚児の内藤颯大(そうだい)君(10)が四条通麩屋町に張られたしめ縄を一太刀で切り落とした。その後、孟宗山、芦刈山(あしかりやま)と続き、船鉾(ふねほこ)がしんがりを務めた。