【金賞】
■JOJO 祇園ない藤
「赤い鼻緒のじょじょはいて~」
童謡「春よ来い」の歌詞に出てくる、じょじょとは草履(ぞうり)のこと。ほんの少し前まで日本人の一般的な履物だった草履も、今では着物を着たとき以外には履くことがない。この草履がもつ優れた機能や優雅さを継承し、日本的ながらも洗練されたモダンな履物として、現代によみがえったのが「JOJO」だ。
明治8(1875)年に創業し、京都の祇園に店を構える老舗履物店「祇園ない藤」の内藤誠治社長は「日本の草履を手本にビーチサンダルが作られ、世界中で履かれるようになりましたが、自分が納得して使えるものがない。だったら本家として作り直してみるのが自分の仕事ではないか、そんな風に考えました」と動機を説明する。
内藤社長には「履物は道具」という一貫した信念がある。「道具ということは使いやすいのが当たり前。商品化ではこのことを大事にしました」と、使用する素材や形状などに徹底してこだわった。