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【まぜこぜエクスプレス】Vol.56 「音を見る」広がるイメージ ブラインドサッカー日本代表 加藤健人さん (3/4ページ)

2015.7.22 14:30

サッカーコートで目立つよう明るい茶色に髪の毛を染めたというカトケン(加藤健一)さん(左)と一般社団法人「Get_in_touch」理事長の東ちづる=2015年7月9日(tobojiさん撮影、撮影協力:Turandot臥龍居)

サッカーコートで目立つよう明るい茶色に髪の毛を染めたというカトケン(加藤健一)さん(左)と一般社団法人「Get_in_touch」理事長の東ちづる=2015年7月9日(tobojiさん撮影、撮影協力:Turandot臥龍居)【拡大】

 Get in touchのイベントで、カトケンさんがろう者と2人1組でチラシを配布したことがあった。彼はろう者の手話や歩いて来る人が見えないし、ろう者は彼の声も聞こえない、話せない。いったいどうするのかと思ったら、実にユニークだった。人がどちらから来ているのか、ろう者が彼の肩をたたいたりして合図をする。彼はその人の足音を聞いて立ち止まってくれそうかどうか判断しながら、イベントの趣旨を説明し、ろう者がチラシを渡す。「初めはどうしていいのかわからなかったけど、自然に役割分担ができていましたね」とカトケンさんは笑う。ろう者の手のひらには「タッチしませんか」の文字。歩いてきた人はろう者とハイタッチし、カトケンさんと握手する。そして、3人とも笑顔。工夫と配慮で何とかなるものだ。まぜこぜの社会も夢じゃない。

ブラインドサッカーのコツは「音を見ること」

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