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【まぜこぜエクスプレス】Vol.56 「音を見る」広がるイメージ ブラインドサッカー日本代表 加藤健人さん (4/4ページ)

2015.7.22 14:30

サッカーコートで目立つよう明るい茶色に髪の毛を染めたというカトケン(加藤健一)さん(左)と一般社団法人「Get_in_touch」理事長の東ちづる=2015年7月9日(tobojiさん撮影、撮影協力:Turandot臥龍居)

サッカーコートで目立つよう明るい茶色に髪の毛を染めたというカトケン(加藤健一)さん(左)と一般社団法人「Get_in_touch」理事長の東ちづる=2015年7月9日(tobojiさん撮影、撮影協力:Turandot臥龍居)【拡大】

 ブラインドサッカーでも、健常者と視覚障がい者がチームをつくる。見えない選手の中で、キーパーは見える人や少し見える人。協会やチームのマネジャーも見える人。見えない人と見える人との「声」と「音」のコミュニケーションで成立するスポーツなのだ。「日本のブラインドサッカーには健常者も参加できるので、まぜこぜのキッカケになってほしい。体験すると見えない人にどんなふうに声をかけていいかがわかってくると思う」。カトケンさんによると、ブラインドサッカーのコツは「音を見ること」。音を捉え、頭の中にイメージを浮かべ、動く。視力に頼らないことで、空気を読んだり、イメージする力が磨かれたりするのだろう。

 9月2~7日には国立代々木競技場フットサルコートで「IBSAブラインドサッカーアジア選手権2015」が開催される。ぜひたくさんの人に観戦してほしい。選手がボールの転がる音を聞き逃さないようにサポーターは無言で応援し、ゴールが決まれば歓声。そのメリハリも楽しんでもらいたい。(女優、一般社団法人「Get in touch」代表 東ちづる/SANKEI EXPRESS

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