本作の監督にタイ人のエカチャイ・ウアクロンタムを迎えたのは、現地のスタッフや俳優との意思疎通を円滑に進めてもらうためだった。「製作総指揮として携わる作品は過去にありましたが、どっぷりとプロデュース業につかってしまうのは今回が初めてでした。僕はプロデュース業に専念したかったし、撮影中は脚本家としてリライトする必要がありました。タイ語でコミュニケーションがとれる監督でなければ難しいでしょう」
極真VS.ムエタイ
作中、ムエタイにも精通するトニー・ジャーの対決シーンは、「極真空手VSムエタイ」という異種格闘技戦の様相を帯び、夢の一戦は興味深いものとなった。「とても楽しかったです。彼の方が僕よりも若くて、ずっと体も鍛えている。僕は彼の動きに見合うアクションを披露しなければならなかったし、『ドルフ・ラングレン』というキャラクターのイメージもキープする必要があった。また、プロデューサーとしても、対決シーンのデザインに関わったわけで、大変でしたけどね」