最新作のコート「pot-au-feu(ポトフ)」の中には、2007年秋冬のワンピース「ceremony」を合わせた(展覧会「1∞ミナカケル」から)=2015年6月7日、東京都港区(三尾郁恵撮影)【拡大】
心が楽しくなる旅を
「ミナ ペルホネン」とはフィンランド語で「私、蝶々」という意味。北欧や北極圏など、皆川さんが若い頃に回った旅の原風景がベースにある。1995年にアトリエを設け主にウィメンズのファッションを展開。雑貨や家具、食器なども手がけるようになった。並行して海外のブランドともコラボレーションするなど活動を広げている。
いまは総合ライフスタイルのブランドを目指す。「ファッションもリビングも、同じ視点を持って材料にこだわって作るのが自然な流れ。デザインはプロダクトに限らない。最終的にはサービス、ホスピタリティーのくくりの中でもできる」
その延長線上にあるのが「簡易宿泊所」だ。訪ねた人が、宿にほど近い畑や海などから収穫した自然の恵みを、自ら調理して食べるセルフキッチンつきのイメージだ。いまも時間をみつけては旅に出て、日常的にも料理の腕も振るう皆川さんがたどりついた夢だ。