ロンドン五輪の男子400メートルリレーで力走する米国のタイソン・ゲイ(左から2人目)。ドーピングで失格となり、銀メダルを剥奪されたが、“隠れた違反者”は実は他にも多数いたとみられる=2012年8月11日、英国・首都ロンドン(AP)【拡大】
英BBCなどによると、メダリストの約3分の1が「極めてドーピングが疑われる」、または「正常ではない」と判断されたほか、800人以上の選手に異常値が認められたという。金、銀、銅すべてのメダリストが“灰色”だったケースも数件あり、ロンドン五輪に限ると、10個のメダルを「ドーピングで失格にならなかったのが解せない」選手たちが獲得していた。ロンドン五輪では男子400メートルリレーで2位となった米国チームが第3走者のタイソン・ゲイ(32)のドーピングによって失格となり、後日、銀メダルを剥奪されたが、中長距離のメダリストでは失格者はいなかった。
「陸連、見て見ぬふり」
疑惑の競技者に日本選手が含まれているかは不明で、五輪2大会連続で男子短距離3冠のウサイン・ボルト(28)=ジャマイカ=やロンドン五輪男子長距離2冠のモハメド・ファラー(32)=英国=は「潔白」だったという。
また、ドーピングが疑われる選手が最も多いのはロシアで、メダリストの80%以上が該当し、次いで多いのがケニアで18人のメダリストが含まれるとしている。