被爆から70年を迎えた「原爆の日」の6日、広島市中区の平和記念公園では「原爆死没者慰霊式・平和祈念式」(平和記念式典)が営まれ、約5万5000人(市発表)が犠牲者の冥福を祈った。松井一実市長が平和宣言を読み上げた。
式典は炎天下で営まれ、被爆者や遺族代表、安倍晋三首相のほか、核保有国の米、英、仏、露など過去最多の100カ国と欧州連合(EU)の代表が参列した。
平均年齢80歳超える
松井市長と遺族代表が、この1年間に死亡が確認された被爆者5359人分の原爆死没者名簿を新たに原爆慰霊碑に奉納。名簿は計29万7684人となった。原爆投下時刻の午前8時15分、遺族代表らが「平和の鐘」を打ち鳴らし、参列者全員で黙祷(もくとう)した。
平和宣言で松井市長は、被爆者の平均年齢が初めて80歳を超えたことに触れ、被爆体験の次世代への継承と核兵器廃絶への決意を表明した。
そして、来年の伊勢志摩サミットやそれに先立つ広島での外相会合を「核兵器廃絶に向けたメッセージを発信する絶好の機会」と被爆地訪問を呼び掛けた。