もっとも、日本の仏映画ファンにまで奇天烈趣味と勘違いされたくないと思ったようで、ドゥムースティエは特に今年製作された出演作に関してこんな解説を加えた。「いずれも主人公は何らかの自由を得るために戦う女性ばかりでしたよ。『Marguerite et Julien』の主人公は許されない愛を貫くために戦い、自由を勝ち取るわけです」。「彼は秘密の女ともだち」のクレールについてもその延長線上にある魅力的な人物との思いが強く、「一見、穏やかで優しい女性ではあるものの、やはり世間と静かに戦いを繰り広げ、デリケートに進化を遂げていく。私としてはそこが気に入っているんですよね」と声を弾ませた。8月8日、東京・シネスイッチ銀座ほかで全国順次公開。(文:高橋天地(たかくに)/撮影:野村成次/SANKEI EXPRESS)