7月から嗜好目的での大麻使用も合法化された米オレゴン州のポートランドで、大麻グッズの品定めをする愛好者(左)。全米での潮流となった大麻合法化だが、ニューヨーク市では社会的副作用も問題化している=2015年7月3日(ロイター)【拡大】
ニューヨーク市警によると、今年4~7月の4カ月間で、市内で1900人以上が合成大麻の吸引後に何らかの症状を起こし、病院に搬送された。市警は会見で数字は明らかにしなかったが、死亡したケースも複数含まれているという。
殺人が10%増加
ニューヨークはかつて犯罪都市として悪名をはせたが、警察官の数を大幅に増加させ、まず軽犯罪から徹底して取り締まることで治安状況を改善。2010年の時点で20年前と比して強盗件数が6分の1以下になるなど、犯罪数が激減した。しかし、昨年来、殺人などの凶悪犯罪を中心に再び増加する兆しが表れている。ブラットン長官は会見で「今年前半、市内の全犯罪数は昨年同期比で5%減っているが、殺人は10%増加。100件以上起き、90年代の半年平均の約190件に戻るのではないかと懸念される。発砲事案はもっと増えており、その2~3割が合成大麻絡みだ。早く(犯罪増加の)芽を摘まなくてはならない」と強調した。(SANKEI EXPRESS)