今年デビュー20周年を迎えるバンド「シアターブルック」が、アルバム楽曲をソーラー発電でレコーディングし、できあがった作品が7月29日発売された。
以前、ラジオ局「J-WAVE」が立ち上げたクラウドファンディング・プロジェクトで、レコーディングを成功させた経験をもつ。これを受け、バンドのフロントマン、佐藤タイジは、今度はバンドの20周年を記念するアルバムに収録される全11曲を、ソーラー発電から得られる電気を使ってレコーディングをすることにした。
震災きっかけに模索
ソーラー発電で音楽活動をするきっかけになったのは、東日本大震災だ。震災後、新たなエネルギーを模索する動きに、音楽でできることを考え始めた、という。これまでに、日本武道館でのライブ、岐阜県中津川市で毎年行われる野外音楽イベントなどを成功させてきた。
しかし、当初は技術的な知識やノウハウなど全くなく、協力企業などと「ゼロどころかマイナスからスタートして一つ一つ調べたり、いろんな人に会ってやってこれました」と佐藤はいう。CDアルバム制作は、こうした経験の一つの集大成であり、象徴ともいえる。