東京都中野区の男性(80)は終戦直前、中国に出征していた兄=当時(21)=を亡くした。一度除隊して帰国したが再召集され、すぐの死亡だった。日露戦争では祖父が戦死しており「残された家族は大変な思いをする。戦争はするべきでない」ときっぱりと語った。
「当時はお国のためと純粋に考えていた」と振り返るのは、航空機の乗員養成訓練の最中に終戦を迎えた東京都北区の佐藤武さん(85)。目黒区の角田恒通さん(91)は航空部隊で特攻隊の護衛をしていた。戦争で失った4人のいとこをしのび毎年続ける参拝も高齢で難しくなってきたという。「お参りできるのは今年が最後かもしれない」とつぶやいた。
戦後70年に関する報道を見て参拝を思い立ったというさいたま市の男子大学生(20)は「平和の大切さを実感した」。現在、国会で議論が進む安全保障法案については「よく分からない部分が多い。政府は分かりやすく説明してほしい」と注文を付けた。(EX編集部/撮影:鴨川一也、野村成次、早坂洋祐、共同、ロイター/SANKEI EXPRESS)