破壊された首都カブール市内の建物。8月に入ってタリバンによる自爆テロが相次いでいる=2015年8月13日、アフガニスタン(AP)【拡大】
Q 今後どうなるの?
A マンスール師が後継指導者に選ばれたが、内部対立が表面化している。対外交渉を担当していたアガ幹部は辞任した。後継者の選定方法や指導部がオマル師の死を長い間伏せたことに不満を漏らしている。
求心力低下を避けたいマンスール師は、組織引き締めを図りテロを激化させるとみられる。実際に8月に入り各地でタリバンによる自爆テロが相次ぎ、多くの人が亡くなった。アルカーイダとつながりがあるとされる最強硬派のハッカニ幹部が新たに副官になったことも不安要素だ。主導権争いが決着しなければ和平協議も進まないだろう。
Q 解決策は?
A 武力による掃討は困難だ。10年以上駐留している米軍幹部もそう認めている。タリバンの主な構成員は最大部族で東部や南部に多いパシュトゥン人で排除するのは現実的ではないからだ。タリバンに停戦を呼び掛け、政治参加を促す努力が必要だ。そのためにはタリバンの「生みの親」とされるパキスタンの関与も求められる。