AP通信によると、リビア暫定政府は14日、日本人10人を含む少なくとも40人が犠牲となったアルジェリア人質事件の首謀者とされるイスラム武装組織指導者、ベルモフタール容疑者が米軍によるリビア空爆で死亡したとの声明を出した。米政府は死亡を確認していないが、当局者は空爆が成功したとみられると述べた。
ただ、リビアの武装勢力とつながりのあるイスラム過激派筋は15日、AP通信に対し、ベルモフタール容疑者は現場におらず、空爆は失敗したと述べるなど、情報は錯綜(さくそう)している。
死亡が事実なら、米軍の対テロ作戦にとって新たな成果。アルジェリア事件後、ベルモフタール容疑者には一時死亡説も飛び交ったが、最近はリビアに拠点を移して活動していると伝えられていた。5月には、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」でなく国際テロ組織アルカーイダを支持するとの声明を出した。
ベルモフタール容疑者はアルジェリア人。2013年1月、イスラム武装組織「覆面旅団」を率い、アルジェリア人質事件を起こした。神奈川県警は今月1日、国外犯規定を適用して人質強要処罰法違反(加重人質強要など)の疑いでベルモフタール容疑者の逮捕状を取った。