リビア当局者らによると、米戦闘機が13日夜、リビア北東部アジュダビヤを空爆し、ベルモフタール容疑者やアルカーイダ系組織「アンサール・シャリア」の関係者とみられる数人が死亡した。米司法当局はベルモフタール容疑者を訴追し、所在特定につながる情報に最高500万ドル(約6億円)の懸賞金を懸けていた。
リビアは「アラブの春」が波及して11年にカダフィ政権が崩壊した後、新たな国づくりに失敗。昨年、首都トリポリを掌握したイスラム勢力と北東部トブルクに撤退したリベラル勢力の間で国家が分裂した。国際社会はリベラル勢力を暫定政府として承認しており、空爆は米国がリベラル勢力と協議した上で行われたという。(共同/SANKEI EXPRESS)
≪組織の分裂繰り返し影響力保持≫
米軍の空爆によりリビアで死亡したとされるイスラム過激派指導者、ベルモフタール容疑者は、いくつかの組織で内紛や分裂を繰り返しながら影響力の保持を図ってきたことで知られる。多くの武装組織が乱立する北・西アフリカの状況を象徴する人物ともいえる。