これらの組織は、競合しながらも緩やかに結びついた関係にある。3月に日本人3人も犠牲となったチュニジアの博物館襲撃を実行したとみられる「オクバ・イブン・ナフィア旅団」など、明確な色分けが難しい組織も多い。
そんな中でベルモフタール容疑者は、たばこや麻薬などの密輸で得た資金を武器に組織間を遊泳し、影響力拡大を目指してきた。死亡が確認されても域内の過激派に大きな打撃はないとみられるが、米国にとっては対テロ作戦の成果を強調する格好の材料となる。(カイロ 大内清/SANKEI EXPRESS)
■アルジェリア人質事件 北アフリカ・アルジェリア南東部イナメナスのガス田施設で2013年1月16日未明、プラント建設大手「日揮」(横浜市)の日本人駐在員ら多数の外国人がイスラム武装勢力に拘束された事件。アルジェリア軍が攻撃し、軍事作戦との関連は不明だが、人質となった日本人17人のうち10人を含む少なくとも40人が死亡した。事件をきっかけに、緊急時に自衛隊による邦人の陸上輸送を可能とする改正自衛隊法が成立した。(共同)