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【中国・天津倉庫爆発】企業幹部ら12人拘束 逃げの指導部、地方に責任押し付け (1/4ページ)

2015.8.19 09:00

大規模爆発の現場周辺で開かれた追悼式典に参加した人民解放軍兵士や警官ら=2015年8月18日、中国・天津市(AP)

大規模爆発の現場周辺で開かれた追悼式典に参加した人民解放軍兵士や警官ら=2015年8月18日、中国・天津市(AP)【拡大】

 中国メディアは18日、中国天津市で起きた大規模爆発に絡み、爆発があった倉庫を所有する企業幹部ら10人と、爆発が起きた経済開発区「浜海新区」の幹部ら2人を当局が拘束したと伝えた。李克強首相は16日「法に基づき責任を追及し職務怠慢や汚職があれば断固として処分する」と強調。習近平指導部は国民の批判を抑え込むため、関係者らの処分を急ぐ考えとみられる。

 爆発原因については、一部中国メディアが18日、倉庫内にあった金属ナトリウムに水がかかったことが爆発の主要原因との見方を軍関係者が示したと伝えた。

 中国メディアによると、公安省の関係者は爆発した倉庫に爆弾の材料などに使われる硝酸カリウムや硝酸アンモニウムなど40種類を超える危険な化学物質が少なくとも約3000トン保管されていたと明らかにした。

 天津市のメディアは18日、倉庫を所有する中国企業「瑞海国際物流公司」の于学偉会長ら10人を拘束したと報道。中国メディアは天津市の人民検察院(地検)が18日までに、倉庫がある経済開発区「浜海新区」の臨港経済区管理委員会の幹部ら2人を収賄などの容疑で拘束した。爆発に絡む捜査をしているとみられる。瑞海は正式な手続きを経ずに危険物質を保管していた疑いを持たれているとみられ、危険物質取り扱いの許認可をめぐり管轄当局との間で不正があった可能性もある。

出火物が化学物質とは知らないまま放水

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