打撃練習に臨む早実・清宮(きよみや)幸太郎=2015年8月18日、大阪市此花区の舞洲ベースボールスタジアム(山田喜貴撮影)【拡大】
創設100年を迎えた第97回全国高校野球選手権大会は休養日となった18日、前日の準々決勝を勝ち上がった4校が兵庫県西宮市内などで調整した。19日は甲子園球場で仙台育英(宮城)-早実(西東京)、東海大相模(神奈川)-関東第一(東東京)の準決勝が行われる。
早実の1年生、清宮(きよみや)幸太郎内野手(16)の活躍が止まらない。一目見ようと朝早くから多くのファンが押し寄せた甲子園球場(兵庫県西宮市)で前評判通りの長打力を発揮。日本高野連は混乱を避けるために球場の出入りなどで異例の対応を取った。
早実が初戦を迎えた8日、球場周辺は午前6時台から多くの人でごった返した。高野連関係者は「こんな状況は初めて」と驚きを隠せない。
今大会の西東京代表には当初、球場から徒歩圏の宿舎が用意されたが、歩いて球場入りする際にファンとの接触が混乱を生むとして、早実の出場決定後に兵庫県尼崎市内のホテルへ変更された。