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ギリシャ首相辞任 総選挙9月20日有力 チプラス氏再び「賭け」 財政再建、不透明感増す (1/4ページ)

2015.8.22 08:30

ギリシャのプロコピス・パブロプロス大統領(右)と会談するアレクシス・チプラス首相=2015年8月20日、ギリシャ・首都アテネ(ロイター=共同)

ギリシャのプロコピス・パブロプロス大統領(右)と会談するアレクシス・チプラス首相=2015年8月20日、ギリシャ・首都アテネ(ロイター=共同)【拡大】

 ギリシャのチプラス首相は20日夜、パブロプロス大統領に辞表を提出し、受理された。チプラス氏はできるだけ早期に総選挙を実施するよう求めた。投開票日は9月20日が有力視されている。内閣の総辞職を受け、近く選挙管理内閣が発足する見通し。

 欧州連合(EU)は財政危機に陥ったギリシャに対し、増税や年金改革などの財政再建策の実行を条件に最大860億ユーロ(約11兆9000億円)に上る新たな金融支援を開始したばかり。政局が混迷して改革が停滞すれば、ギリシャの財政破綻やユーロ圏離脱の危機が再燃する恐れがある。

 新たな金融支援への参加を留保している国際通貨基金(IMF)はギリシャの財政健全化について、3月末時点で3000億ユーロを超えている債務の軽減が必要と指摘。総選挙で安定政権ができなければ、債務軽減をめぐるEUとの協議開始が遅れる恐れも出てくる。

 チプラス氏率いる急進左派連合(SYRIZA)の一部強硬派は再建策に反発。チプラス氏は改革遂行のため、強硬派を排除して与党内の分裂を解消し、政権基盤の強化を図る必要があると判断したとみられる。

与党内の強硬派排除へ

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