ギリシャのプロコピス・パブロプロス大統領(右)と会談するアレクシス・チプラス首相=2015年8月20日、ギリシャ・首都アテネ(ロイター=共同)【拡大】
再建策に反対して更迭されたラファザニス前生産再建相らSYRIZAの強硬派らが新党を結成する動きもあり、台風の目になることも予測される。SYRIZA単独での過半数獲得も困難とみられ、チプラス氏が思惑通りに改革実行に向けた安定した政権基盤を確立できるかは不確定だ。
EU委員は前向き評価
EU欧州委員会のモスコビシ委員は20日、「金融支援に対する幅広い支持を得ることが支援成功の鍵だ」と語り、与党内の造反勢力を抑える機会となる総選挙を前向きに評価した。一方、ロンドンの証券関係者は「チプラス氏が改革反対派の意見を取り込み、再建策の修正をEUに求める可能性がある」と心配する。
チプラス氏が改革姿勢を後退させれば、支援中断に追い込まれかねない。そうした事態はギリシャの財政破綻やユーロ圏離脱の懸念を再び増大させることになる。(共同/SANKEI EXPRESS)