今年のフジロック・フェスティバルで初日となった7月24日のヘッドライナーを務めた米ロックバンド、フー・ファイターズのライブアクトで、異彩を放ったのはなんといってもステージの中央にせり出てきた特注の椅子だ。
足にギプスをつけたまま椅子に陣取った男は、フロントマンのデイブ・グロール(46)。今年6月、スウェーデン公演でステージから転落して足を負傷し、英国の世界的な野外フェスのグラストンベリーをはじめ欧州公演を次々とキャンセルしたが、デイブは「大好きな日本での7年ぶりの公演をこれ以上先延ばしにしたくない」とフジロックへの出演を表明。そんなメッセージを知るロックファンは、3万2000人の聴衆となって深い森に包まれた夜のグリーンステージを埋め尽くした。