「みんなが笑っても笑わない」
コメディーは見るのも、演じるのも楽しいというセイフライドだが、本作に登場するおかしなキャラクターたちに囲まれての演技は、むしろ苦労が多かったのではないだろうか。「私は真面目な顔を保つのがすごくうまいんです。最近まで出演していた『The Way We Get By』という芝居でもそう。観客はずっと笑い続けているのですが、私は平気でした。みんなが笑っても、私は絶対に笑わないよう自分に言い聞かせるのです。例えば、うちの犬が病気になってしまったとか、何か悲しいことを考えています。『テッド2』の撮影でも同じこと。すごくおかしい場面を撮影していても、自分に言い聞かせて笑わないようにしていました」
本作は下品な会話にまみれながらも、不条理に対する身の処し方をじっくりと考察でき、ややエキセントリックな道徳の教材としての側面も持ち合わせている。物語全体のテーマは『受け入れること』です。今、世の中で起こった多くのことと密接な関係があるはずです。例えば、さまざまなタイプの人々が何らかの権利を勝ち取ろうとずっと戦い続けています。同性愛者の権利もその一つ。すべてがどこかバランスを欠いた事象です。みんないまだに苦労を強いられていて、解決にはまだかなり時間がかかるでしょう。いずれにせよ、この物語に社会的な意味があり、現実に起きた事件と関連性があるところが気に入っています」。セイフライドは本作の社会的な意義をこう解釈してみせた。