ワインの味はブドウの品種だけでなく、産地の気候や土壌によって大きく左右されるため、ブドウの産地はとても重要な情報になる。EUでは、産地を表示するにはその産地のブドウを85%以上使用することが条件になっているほど。カーブドッチは自主的に産地や品種を詳細に書かれていたので、うんちくを楽しむことができたのだが、ほかの国産ワインは「もしかしたら輸入のブドウジュースを使っているかも…」と思うと、あまり楽しめなかった。ルールが定着すれば、そんな不安はなくなりそうだ。
具体的には、まず日本ワインと呼べるのは国産のブドウ100%のワインのみになる。また国内の特定産地のブドウを85%以上使っていて、さらにそこで醸造されたワインなら、「新潟ワイン」といったように表示することができるようになるという。
今も高級ワインの主流は欧州産だが、最近では南アフリカやオーストラリアなど、これまではワインの名産地とはされてこなかった場所のワインも“ニューワールド”の名前で人気を呼んでいる。日本ワインもルールを定めることで、楽しみが広がるほか、海外で通用するブランド確立にもつながるだろう。(今泉有美子/SANKEI EXPRESS)