世界選手権の日本-ブラジル戦で、第1ピリオドにシュートを放つ中野由美選手=2015年7月28日、ロシア連邦・タタールスタン共和国カザニ(共同)【拡大】
リオデジャネイロ五輪を目指してここまでやってきましたが、ロシア・カザニで開催された世界選手権は、現実の厳しさを痛感させられる大会となりました。水球女子日本代表にとって初の大舞台は、16チーム中の15位と惨敗。順位決定戦の最終戦で南アフリカに勝利したのが、歴史的な大会初勝利という結果でした。でも、五輪予選はもう12月に迫っています。この1勝を喜んでいられるほど、悠長に構えることはできないのです。
世界選手権の1次リーグは強豪の米国、イタリア、ブラジルと同組。初戦のイタリア戦の先発メンバー発表で、私を含めてこれまで主力で戦ってきたベテラン選手がスタメンから外れました。大学生主体の若いチームは試合序盤から雰囲気にのまれ、失点を重ねてしまいました。途中出場で投入された私自身もヨーロッパ勢とは初めての公式戦。体格やパワーの差に加え、狙ったシュートコースはことごとく相手守備の手で邪魔され、無理な体勢から打たされるような感覚を味わいました。
的確な相手ゴールキーパーのポジショニングもあって、3-15の大敗。私は1点も奪うことができませんでした。続くブラジル戦も控えスタート。途中出場で3ゴールを挙げましたが、8-11で勝利に手が届きませんでした。