9月6日夜にドイツ・バイエルン州ミュンヘンの中央駅に到着した難民ら=2015年(AP)【拡大】
ミュンヘンは、シリアなどから欧州に流入した難民のドイツへの玄関口。ドイツ行きを求めてハンガリーの首都ブダペストの駅前に集まっていた難民らも、大半がオーストリア経由でミュンヘンの中央駅に降り立った。
地元当局は、国際見本市会場や屋内競技場を臨時の宿泊施設として使用。非番の警官を急遽(きゅうきょ)呼び出すなどして対応した。大きなトラブルはないが、受け入れ先に速やかに輸送できなければ、新たな難民の対応に支障が出るのは必至だ。
ドイツでは税収と人口を基に各州の受け入れの割合が決まる。ミュンヘンに到着した難民らは今後、全国の難民宿泊施設に割り振られる。
≪「寛容姿勢」に排斥派反発 政権運営に支障も≫
中東などからドイツ南部ミュンヘンに約2万人を超える難民や移民が押し寄せ、ドイツのメルケル首相が対応に苦慮している。地元の警察当局からは「対応は限界」との悲鳴が上がり、連立与党からも難民に寛容な姿勢を取るメルケル氏への批判が出始めた。難民排斥を訴える極右勢力の反発もあり、メルケル氏は難しい政権運営を迫られそうだ。