9月6日夜にドイツ・バイエルン州ミュンヘンの中央駅に到着した難民ら=2015年(AP)【拡大】
「一貫性がない」
だが、週末のミュンヘンの中央駅への難民殺到で雰囲気は変わりつつある。報道によると、メルケル首相率いるキリスト教民主同盟と統一会派を組む与党でミュンヘンなどが地盤のキリスト教社会同盟のゼーホーファー党首は6日、ドイツは欧州への難民のほとんどを受け入れていると主張。「これでは持ちこたえられない」と訴えた。
メルケル氏がハンガリーのオルバン首相に対し、首都ブダペストの駅前に集まった難民らをドイツに向けて通過させないよう要求しながら、その後一転して受け入れに同意したのが難民らの大量流入の原因だと指摘。「一体どっちなんだ」と問い掛け、一貫性がないと批判した。
今年中にドイツに流入する難民は、人口の約1%に当たる計約80万人と予想される。難民らの急増でドイツ社会が大きな影響を受けるのは必至。極右を中心に受け入れには強い反発もあり、各地で難民宿泊施設などへの放火事件が相次ぎ、不穏な空気が漂っている。(共同/SANKEI EXPRESS)