具体的には、「イランはアラブ諸国と本質的に異なる。イラン人は歴史的連続性に対する意識が強く、教育水準も高い。欧米諸国とは異なる基準であるが、イラン流の民主主義も定着している。イランの経済状況が安定すれば、イランの政策はより穏健で国際協調的になる。しかし、汚職が深刻なので、経済体制の立て直しは容易でない。イランが民主主義国であるということは、核不拡散の観点からはマイナス要因になっている。イランでは、保守派、中間派のみならず、リベラル派、改革派も核保有を臨んでいる。イランが大国の地位を確保するためには核武装が不可欠という意見がイラン国民のコンセンサスになっている」と述べていた。
リビアのカダフィ大佐、北朝鮮の金正恩第1書記のような独裁者との取引で核開発をやめさせるというオプションが、民主主義国のイランにおいては不可能なのである。
友人は、「シリアはもはや国家の体裁を保つことができなくなっている。その結果、レバノンのシーア派過激組織ヒズボラに対するイランの直接的な支援が強まっている。もっともイランとしても現時点でイスラエルとの緊張を激化させるつもりはない。むしろ、アラブのスンニ派に打撃を与えることをイランは重視している」と述べていた。