このような混乱状況が生じた主要因は、オバマ政権に対中東外交戦略が欠如していることであるというのが友人の見方だ。
「オバマ大統領には明確な対中東外交戦略がない。イスラエルとパレスチナの和解のチャンスはない。米国の武力でイスラム過激派を潰すこともできない。結局は、サウジアラビア、ヨルダンなどのアラブ穏健国を支援し、間接的に影響力を行使する以外の術はない」
利己的外交を展開する露
この間隙を縫って、ロシアが利己的な外交を展開している。友人は、「ロシアは中東の混乱に乗じて、自国の影響力を強化しようとしている。プーチン大統領の基本政策は、オバマ大統領が推進しようとする政策を阻止することだ。プーチン大統領は、中東で行使できるロシアの影響力の限界を自覚し、過剰な関与はしていない」という見方を示していた。