日本海まで一望できる獅子吼高原=2015年8月27日、石川県白山市(共同)【拡大】
ホタルイカの身投げ
富山湾では春の夜、波打ち際が延々と青白くきらめくことがある。正体は名物ホタルイカ。「身投げ」と呼ばれ、深海で暮らす雌が産卵のために浮上し、大量に海岸へ打ち上げられて発光する。
富山県の富山市や滑川市の数カ所でしか見られない。新月の夜、波が穏やかな満潮のころといった条件があるようだがはっきり分かっておらず、出合えるかは運次第だ。
金沢市から程近い獅子吼高原(ししくこうげん、石川県白山市)からは、手取川がつくった美しい扇状地がすぐ先の日本海に向かって広がる地形がよく見渡せる。2700メートル級の白山連峰を背にしてパラグライダーで飛び出せば、青く透き通った高い空と深い色の日本海との間に吸い込まれるような感覚に襲われていく。(SANKEI EXPRESS)