一方で、SH田中史朗(パナソニック)を筆頭に、世界最高峰リーグ「スーパーラグビー」(SR)でプレーする選手が続々と誕生、選手がよりタフになった。チームとして結果も残し、一昨年にはウェールズ、昨年はイタリアと欧州の強豪から初勝利を挙げ、世界ランキングは一時、9位にまで上がった。
そんな日本代表だが、ラグビーでは他国の代表歴がなければ国籍に関係なく3年以上居住している国の代表になれることもあり、31人の代表のうち10人が外国出身者。ただ、主将のリーチ・マイケル(東芝)らのように高校時代に来日し、成長した選手もいる。さらに、現役大学生の福岡堅樹(筑波大)と藤田慶和(早大)も名を連ね、多彩なメンバーが「日本ラグビーの歴史をつくる」という思いで一致し、大会に臨む。
新国立の影
ラグビー発祥の地であるイングランドで開催される今大会は、過去最高だった07年フランス大会の約225万人を上回る約240万人の観客数が見込まれる。4年後の19年大会開催国の日本にとっても重要な大会で、日本協会の坂本典幸専務理事は「ある意味、日本ラグビーの将来を左右することになる大会」ととらえる。だが、取り巻く環境は厳しさを増している。