オリックス戦に先発したソフトバンクのリック・バンデンハーク=2015年9月16日、大阪市西区の京セラドーム(森田達也撮影)【拡大】
パ・リーグは16日、優勝へのマジックナンバーを2としているソフトバンクが京セラドーム大阪でのオリックス戦に臨み、2-0で勝利し、マジック1とした。日本ハムがロッテに勝ったため、ソフトバンクのリーグ2連覇は持ち越しとなった。
就任1年目の工藤公康(きみやす)監督(52)が率いるソフトバンクは6月後半から一度も首位の座を譲ることなく、独走態勢を築いて終盤戦を迎えた。
リーグ2連覇に向け、マジックナンバーを自力で減らす快投だった。ソフトバンクのリック・バンデンハーク(30)が8回4安打無失点で無傷の9連勝。今季4度目の2桁となる10三振を奪い、4試合ぶりの無四球と抜群の安定感を示し「目の前の試合に集中することだけを考えた」とほほ笑んだ。
好みとする硬いマウンドで序盤から完璧だった。一回から直球が150キロを超え、三回一死から四回まで5者連続三振に切り、五回1死まで一人の走者も許さなかった。