三回、先制の二塁打を放つヤクルト・山田哲人(てつと)。執念で勝利を手にした=2015年9月21日、兵庫県西宮市・甲子園球場(春名中撮影)【拡大】
四回には「すごい投手だけど、なんとか対応できた」と雄平が8号ソロ。それ以外はなかなか好機を作れずいたが、「粘って球数をほうらせたことが効いたね」と杉村打撃コーチ。六回を投げ藤浪はすでに119球。その裏の阪神は、2死満塁で藤浪に打席が回り代打を出さざるを得ない。さまざまな策の積み重ねで、流れはヤクルトに傾いた。七回、代わった安藤から一気呵成(かせい)に3連打。犠飛も含め3点を奪って試合を決めた。
「素晴らしい集中力だった」としてやったりの指揮官。2位に再び2ゲーム差をつけ、残り10試合で最後の勝負に挑む。