リーグ優勝をを決め胴上げされるソフトバンクの工藤公康(きみやす)監督=2015年9月17日、福岡県福岡市中央区の福岡ヤフオクドーム(春名中撮影)【拡大】
プロ野球パ・リーグで優勝マジックを1としていたソフトバンクは17日、西武を5-3で破り、2年連続17度目(南海、ダイエー時代を含む)のリーグ制覇を果たした。6月19日に首位に立った後は、一度もその座を譲ることなく、オールスター戦後は独走。前年日本一のチームを引き継いだ工藤公康(きみやす)監督は、そのプレッシャーをはねのけ、就任1年目を優勝で飾った。
ソフトバンクは初回に内川の中前適時打で先制すると、四回には松田、長谷川の連続本塁打が飛び出した。六回にも2点を加え、終盤の西武の追撃を振り切った。
新人の工藤監督は選手層の厚さを生かす「継続力」をテーマに掲げ「モチベーションを上げる要因になる」と競争意識も植え付けて戦力の底上げに成功。選手一人一人の観察や対話も怠らない工藤カラーを前面に押し出しチーム内を活性化させた。