ブラジル代表のエースとして、グラウンド狭しと縦横の活躍を見せるネイマール。だが、資産管理は苦手で、お金にもルーズなようだ=2014年10月14日、シンガポール(AP)【拡大】
凍結した財産1億8880万レアルには銀行口座のほかに不動産や高級車なども含まれ、「名義人はいずれもネイマール本人か、彼と両親が役員を務める企業3社」で、このうち1960万レアル(約5億9000万円)がネイマール自身の個人資産だという。
資産凍結額が脱税額のほぼ3倍にもなっている点についてムータ判事は「有罪になった場合、150%の追徴課税が行われ、さらに罰金や金利の納付義務も生じる。これらの支払いを担保するため、凍結額が膨れ上がった」と説明した。その上で、「凍結資産のうち、彼の個人資産は一部にすぎず、彼の全財産の中でもほんのわずかだ。ブラジル代表のエースが路頭に迷うことなどありえない」と付け加えた。ブラジルのメディアによると、ネイマールの資産は2億4000万レアル(約73億円)ともされている。
「裁判所は不公正」反論
裁判所の発表に対して、ネイマールの広報代理人は「裁判所の判断は不公正だ」と脱税自体を否定。ネイマールの両親も「裁判所の判断は誤解に基づいている。息子は脱税などしていない。やがてすべてが解決されるだろう」とコメントした。