この日のメーンアクトの一人は、アフロジャック。カラフルなアフロヘア、インディアンやミニスカポリスなどさまざまなコスチュームを身につけた若者集団も大勢詰めかけた。ステージ下手側には、1テーブル当たり数百万円ともいわれる「VVIP席」を含むVIPエリアもある。VIP席の収入は、豪華なステージセットの設営や、大物DJの出演には欠かせないという。とはいえ、VIPエリアは、決して威圧的にならないカジュアルな印象で、会場に溶け込み、全体のラグジュアリー感を高めていた。
伝統的エレクトロ感覚を包容したアフロジャックのセットは、玄人の耳にも十分楽しめる変幻自在な内容で、クラブ初心者である十代の若者や、国境を越えてやってくる米欧、中韓、東南アジアのダンス音楽ファンも一緒に盛り上がっていた。このフェスの中心ジャンルであるエレクトロニック・ダンス・ミュージック(EDM)は、ボーカル曲のヒットが多数あり、会場が一つになって合唱もできるところが、従来のストイックなクラブ系イベントとの大きな違いだ。