マルティン・ウィンターコルン前会長の辞任を受けて、新会長に就任したマティアス・ミュラー氏。リコールや訴訟対応など難題が山積している=2015年9月25日、ドイツ・ニーダーザクセン州ウォルフスブルク(AP)【拡大】
Q 不正の理由は
A ライバルのトヨタ自動車に追い付こうと必死でした。特に米国で車があまり売れていないので、排ガスを抑えた安い車を売り込もうとしました。しかし、排ガスを抑えるにはお金が掛かるため、不正なソフトを使ったとみられています。
Q 発覚後の対応は
A 会長のウィンターコルン氏が辞任しました。地元の通信社は、規制逃れの決定がウィンターコルン氏の会長就任前の2005~06年だったというVWの内部調査を報道。ソフトを納めた取引先が違法性を指摘していたことも報じられています。監査役会の主要メンバーは問題解明に「少なくとも数カ月を要する」との見通しを示しました。
Q 各国の動きは
A 不正を発表したEPAは、最大で約180億ドル(約2兆1600億円)の制裁金を科す可能性があると明らかにしています。司法省なども刑事責任を問う可能性を含めて調べています。ドイツやフランスの検察当局も捜査に乗り出しました。スイスでは対象となった一部ディーゼル車販売を事実上禁止しました。また各国で所有者らが賠償を求めて相次いで提訴しています。