マルティン・ウィンターコルン前会長の辞任を受けて、新会長に就任したマティアス・ミュラー氏。リコールや訴訟対応など難題が山積している=2015年9月25日、ドイツ・ニーダーザクセン州ウォルフスブルク(AP)【拡大】
一方で、VWの経営陣が不正を速やかに公表しなかったため、ドイツの金融規制当局から情報開示違反に問われる恐れがあるとの懸念がVW社内で広がっている。DPA通信が9月30日伝えた。経営陣がどの段階で不正を把握していたかが焦点となる。
VWは、9月3日にEPAに対し違法ソフトウエアを使った排ガス規制逃れを認めたが、EPAが18日に発表するまで自ら情報を公開しなかった。
不正発覚後の21日、VW株はフランクフルト株式市場で約20%下落。その後も下がり続け、9月末時点で発覚前と比べて約40%値下がりした。このため、少なくともEPAに対して不正を認めた段階で、株価に影響する重大な情報として開示する義務があったとの見方が出ている。(共同/SANKEI EXPRESS)