牛肉関税は将来4分の1に
牛肉の関税は、現行で38.5%の税率が時間をかけて約4分の1に下がる。豚肉も、ソーセージなどの原材料に使う低価格品の関税は大幅に下がり、高級品の場合は関税が撤廃される。安価な輸入肉が食卓に上る場面も増えそうだ。
米国産やオーストラリア産の牛や豚を使ったステーキや丼物を提供する外食チェーンは多い。メニューを値下げする動きが広がれば、消費者にとっては朗報だ。
輸入ワインの関税も段階的に下がってゼロになる。「安くておいしい」との評価があるチリ産や米国産を中心に人気が高まり、スーパーや量販店での品ぞろえが増えて、手軽に輸入ワインを楽しめるようになる。
工業製品を日本から輸出する際の関税も撤廃になる。例えば、日本から米国に輸出する陶磁器には最高28%の関税がかかり、タオルや眼鏡のレンズにも関税が残る。こうしたハンディがなくなり、海外での需要が拡大すれば、国内地場産業の底上げにつながる。