遺伝子組み換えなどの技術を応用して開発されるバイオ医薬品の新薬のデータ保護期間が「実質8年」に統一される。それ以降は、特許切れの新薬と成分が同じで価格が安いジェネリック医薬品(後発薬)の発売が可能になる。医療費が削減できる後発薬の普及を目指す動きが加速しそうだ。
輸入品の安全性に懸念も
小説などの著作権の保護期間が作者の死後50年から70年に延長され、著作権切れの名作を利用した格安DVDの販売がしづらくなるマイナス面がある。著作権侵害の取り締まりが強化され、海賊版が出回りにくくなる。
一方、食料品の輸入が増えれば安定供給が脅かされる危険性が上がる。世界的な干魃(かんばつ)や異常気象による不作で、一時的に価格が高騰する恐れがある。家畜の疫病が発生した場合も影響がありそうだ。
国内消費者は食品を買う際に原産地を気にする傾向があり、輸入への不安は根強くある。小売りの現場では安全や安心を確保する取り組みがこれまで以上に求められる。