瀬戸内海に浮かぶ契島(ちぎりしま)は見る角度によってその姿を変える。「軍艦島」の愛称で知られる長崎県の世界遺産・端島(はしま)や、フランスの世界遺産「モン・サン・ミッシェル」にも見える=2015年9月5日、広島県豊田郡大崎上島町の神峰山から(川口良介撮影)【拡大】
離島めぐりが趣味で、契島が103カ所目という作田邦彦さん(57)は「乗り降りする人を見て確かに『生きている軍艦島』を感じた」と満足そう。往復切符でフェリーに乗った作田さんだったが、島で下船することなく帰路に就いた。
契島はながめる角度によって表情を変える。近くに浮かぶ大崎上島(広島県大崎上島町)の神峰山頂上から望むと、フランスの世界遺産、モン・サン・ミッシェルに見えるとの話も。しかし、大崎上島で食堂を営む徳森由紀子さんは「東京の人があまり東京タワーに登らないように、地元の人間として契島がきれいだと意識したことはない。わざわざ東京から来る人がいるなんて信じられない」と明るく笑い飛ばした。(写真・文:写真報道局 川口良介/SANKEI EXPRESS)