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【世界自転車レース紀行】(31)北海道 国内最古 貴重な「本場スタイル」 (1/4ページ)

2015.9.27 15:00

第2ステージ、小雨が降る中で美瑛(びえい)をスタートして富良野(ふらの)に向かう選手たち。背景にはこの地方特有ののどかな畑が広がる=2015年9月12日、北海道上川郡美瑛町(田中苑子さん撮影)

第2ステージ、小雨が降る中で美瑛(びえい)をスタートして富良野(ふらの)に向かう選手たち。背景にはこの地方特有ののどかな畑が広がる=2015年9月12日、北海道上川郡美瑛町(田中苑子さん撮影)【拡大】

  • 色づいた田園風景のなかを進んでいく。緑色のリーダージャージを着たリカルド・スタッキオッティ(イタリア、NIPPO・ヴィーニファンティーニ)が果敢に先頭を走る=2015年9月12日、北海道空知郡中富良野町(田中苑子さん撮影)
  • 個人総合優勝を果たしたリカルド・スタッキオッティ(イタリア、NIPPO・ヴィーニファンティーニ)。まだ23歳、これがプロとしての初勝利となった=2015年9月13日、北海道札幌市東区のモエレ沼公園(田中苑子さん撮影)
  • 第3ステージ、レースリーダーのリカルド・スタッキオッティを守るようにして走るNIPPO・ヴィーニファンティーニの選手たち。先頭を走るのは山本元喜(げんき)=2015年9月、北海道滝川市(田中苑子さん撮影)
  • 雨に見舞われた第3ステージ。チーム車両の軒下でレースのスタートを待つ選手たち=2015年9月12日、北海道(田中苑子さん撮影)
  • 近年たくさんのプロ選手を輩出する鹿屋(かのや)体育大学。第3ステージで3位に入った黒枝咲哉(くろえだ・さや、中央)=2015年9月12日、北海道(田中苑子さん撮影)
  • 北海道富良野市、上川町美瑛町、旭川市、滝川市、札幌市

 現在、日本で開催される国際自転車競技連合(UCI)公認のステージレース(数日間にわたって開催されるレース)は3つ。「ツアー・オブ・ジャパン」「ツール・ド・熊野」そして、「ツール・ド・北海道」だ。その中で、最も長い歴史を誇るのが、ツール・ド・北海道で、1987年に初開催され、今年29回目を迎えた。

 かつては1週間以上かけて、雄大な北の大地を駆け巡っていたが、近年では交通事情などから開催期間が短くなる傾向にあり、今年は旭川を拠点とした道央、道東エリアで、総走行距離550キロメートル、9月11~13日までの3日間で開催された。

 ツール・ド・北海道の何よりもの特徴は、周回コースを使わず、一般公道を使ってスタートの街からゴールの街へと走り抜けること。1世紀以上にわたる伝統をもつヨーロッパでは当たり前のスタイルだが、日本では複雑な交通事情から長距離にわたって道路を封鎖することは難しい。そのため日本国内で活動する選手たちにとって、本場と同じスタイルで戦うことができるツール・ド・北海道は貴重な存在だ。

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